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2007年2月28日 (水)

時代劇2・・・

今日は時代劇。ぼくは幕末好きだ。そのきっかけも日テレでやっていた年末時代劇の影響が強い。以前、白虎隊を紹介した。今回は田原坂を紹介しよう。

田原坂:日テレ1987年

キャスト:里見光太郎、近藤正臣、森繁久弥、風間杜夫、菊池桃子、秋吉久美子

田原坂 DVD 田原坂

販売元:バップ
発売日:2000/12/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

レンタルビデオ屋でも置いてある。だから、皆さん見てください。このドラマは、西郷隆盛を主人公にした番組。西郷と言えば、大久保利通の親友であり、西南の役にて反乱する人だ。このドラマは非常に気合が入っている。時代劇における製作者サイドの気合の入れ方を示すバロメータが「血の流出量」である。田原坂では、前年のシリーズもの「白虎隊」よりも格段に血が流れていた。このドラマのモチーフが、

「維新の大業を成し遂げた男達にもう一つ超えねばならぬ坂があった・・・」

「親兄弟が敵味方に別れて争う悲劇・・・」

当時のぼくは、歴史を知らずに文明開化を迎え、スーツを着用する人も多かったと思うのだが、当時のぼくはそれが不思議でならず、現代劇を見ているのか、時代劇を見ているのかわからなかった。下手をしたら、親父世代だと考えていた。それくらいの衝撃と世間知らずをさらけ出された番組である。この番組で悲劇を学び、歴史の奥深さを学ぶことになる。思えば、第一等の薫陶は、真の功労者に悲劇が待ち構えているということだ。あれこれしかりである。このドラマはその辺を前面に押し出した番組である。当時のぼくにとって、衝撃的だった。親兄弟が敵味方に別れて戦うなんて。そもそも、維新の大業を成し遂げ、三傑とまで言われた西郷隆盛があのような非業の最期を迎えるなんて・・・、と。でも、近藤正臣、大久保利通も逸品だった。まさに、大久保の味を出していたと思う。後にも先にも正臣くらいだね。大久保の真骨頂をだしていたのは。と言う意味で、大久保の苦悩の側面も描けていたと思う。

「しょせん時代に選ばれ、時代にすてられるんだよ・・・」

西南の役中、京都において、木戸孝允(風間杜夫)が大久保利通に語った言葉である。そして、木戸孝允は息をひきとる・・・。この時代はそういった悲劇を日々、抱えているのだろう。そんな大久保も当時の木戸の言に反論しつつも、遂に紀尾井坂で暗殺される。その時の大久保の言葉が印層的である。

「木戸さん。おはんの言っていたことが、ホントになった。所詮わしらは時代に選ばれ、時代にすてら・・・・」

ぼくは、間違いなくこの番組で戦争の恐ろしさを学び、そして英雄譚も学んだ。明らかに勉強不足といえるのであるが。ふーん、込み入った話になりそうだ。まあ、とにかく見てください。幕末世界に友人を見つける足がかりになると思うのですが。

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2007年2月27日 (火)

ドラマの功罪5・・・

今日は、菅野美穂に注目してみよう。近年の菅野と言えば、「アルジャーノンに花束を」がヒット作であろうか。でも、ぼくは違う。「2001年のおとこ運」だ。菅野の従来のイメージを崩した作品と言えるだろう。

2001年のおとこ運:フジテレビ2001年

キャスト:菅野美穂、田辺誠一、押尾学、片瀬那奈、吹越満・・・

オープニングは、菅野がリストラされるところから始まる。不幸だよね。でも、ドラマ全体がコミカルタッチで描かれていて、悲壮感は漂わない。菅野の妹に片瀬那奈、幼馴染みに押尾学、そして、菅野、片瀬、押尾の一戸建てを借りた共同生活。学生だったぼくも、当時一戸建てを借りて住んでいたが、彼らの生活風景に憧れたものだ。菅野は落ち込むとコタツに入りっぱなしになることから「コタツ虫」という流行語?も生まれた。(流行したのか?)また、片瀬の不倫相手の吹越はなぜだか忘れたが、「いくら」と呼ばれていた。とにかく、笑いのセンスが良いよね。この作品。押尾学の出世作品とも言えるのではないだろうか。また、この作品には山本未来も出演している。押尾の憧れの人として、当時としては、かなりクールで先進的な考え方をした女性を演じている。所謂シングルマザーへの憧れである。優秀な遺伝子をこよなく愛する。残念ながら、最終回を見逃してしまった。でも、すごく面白い作品であることには間違いない。正直、

「人生、かくありたいものだ」

としみじみ思った。彼らは決して恵まれた境遇ではない。しかし、その恵まれない境遇をめいいっぱい楽しく生きている。ぼくはふと将来のことについて、不安に襲われる。当然ドラマ内の菅野もその不安に苦しんでいたのだろう。だが、他人から見たら、その不幸な境遇がまた面白いわけで。そのように感じさせる菅野の生き方は、本当に勉強になった。あまり売れなかったが、主題歌のジュディマリの「ラッキープール」も彼らのベストナンバーではないかと思う。ドラマの内容とマッチしていた。その意味で、コミカルタッチのドラマの最高峰を行く名作、逸作といえるのではないだろうか。また、片瀬の不倫役の吹越も役者の中の役者である。彼がクローアップされた作品は、何と言っても「殴る女」だ。和久井映見との波長の取れたコンビ。また、主題歌のミスチルの「終わりなき旅」とも大変マッチしていたと思う。「終わりなき旅」は、これから向上していきたいけど、不安だとしりごみしてしまう時の応援歌となる曲だ。受験生にとっても非常に心強い曲だと思う。今の受験生は「終わりなき旅」を聞いているのだろうか?まあ、「殴る女」には、また機会を見つけてコメントしよう。

残念ながら、「2001年のおとこ運」「殴る女」ともに、ビデオ化またはDVD化されていないようだ。あんな名作なのに。思えば、ぼくがいままで回顧してきた作品の多くは、ほとんど復元されていない。単純に考えると、二度と見ることの出来ない作品となってしまったと言える。もったいないよねえ。今でも、見ることができたら、ぜひ見てみたいものである。もし、「ドラマの功罪」で取上げた作品を録画している人がいたら、ぜひ連絡が欲しい。いくらでも払いますので、ぜひ譲ってくださいまし・・・

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2007年2月26日 (月)

ドラマの功罪4・・・

ドラマの功罪シリーズ。第4回。今日は、深津絵里にスポットを当てよう。彼女とぼくの出会いは、「二十歳の約束」であった。でも、その当時の深津の記憶はほとんどない。記憶が鮮明になるのは「若者のすべて」からであろうか。それまでの深津はなぜか、男性に人気があったのだが、その理由がイマイチぼくにはわからなかった。そんなぼくが深津絵里を好きになるきっかけとなるドラマがある。

彼女たちの時代:フジテレビ1999年

キャスト:深津絵里、椎名桔平、水野美紀、中山忍、奥貫薫・・・

このドラマの好きなところは、オープニングとエンディングである。1999年当時、深津絵里、水野美紀、中山忍の年齢設定は26歳。ということは、1973年生まれである。この時代に生まれた人にとっては、非常に共感を誘う深津の台詞から始まる。子供・学生時代にバブルの絶頂期を迎え、社会はその恩恵に預かり、とても華やかだった時代だが、当然子供・学生にとっては異国の世界でしかなく、その恩恵にあずかっていない。そして、就職活動する頃には、バブルも崩壊し、平成の大不況真っ只中である。そんな中で、特別やりたい仕事を見つけることもできず、なんとなく就職をして、もうすぐ中堅を迎えようとしている・・・。わたしは何を考え、生活しているのだろう。時々、原因は何かわからないが、自分に不安を感じることがある・・・というような始まりである。

「そうだよなあ・・・」

そして、深津初登場場面は、とある職場で大量の職員が働いている全体風景から始まる。当然、深津がどこにいるのかは分らない。そして、次第に深津にアップが移り、ドラマが始まる。エンディングである。とにかく、いろいろあったけど、深津は日々の生活に楽しみを見つけ、ちょっと今後のことを想像して、仕事中にニヤっとしてしまう。そして、カメラが引いて、とある職場の全体風景を映し出して終了する。そう・・・、このドラマは、まさに日常、どこにでもある職場のどこにでもいる社員を一人クローズアップして、ドラマが進むという設定なのである。だからこそ、ぼくなんかも非常に共感できるドラマとなっているのだろう。とは言っても、それは平成の大不況を背景としている。その大不況の象徴。リストラの様相も鋭く描かれている。椎名桔平である。彼は、一流大学をでて、一流会社に就職するが、子会社へ出向し、出向先で苦しめられ、やっと本社に帰ったと思ったら、リストラされるというもの。このドラマの中で、一貫して不況のあおりを受けるとても不幸な役。奥さんである奥貫薫との幸せな生活も崩壊寸前まで行くのである。リストラされ、自暴自棄になる椎名は、その後家族の協力により、生きる活力を取り戻す。そして、最終回に深津絵里との会話で以下のような内容を語る。

「出向で営業をやらないで、リストラされてしまっていたら、俺は立ち上がれなかったと思う。出向での営業経験で、俺はうたれづよくなったんだな。今は、ただ働きたい。一生懸命働きたい。そのように考えると、出向できたのも、おれは運が良かったんだな。」

みたいなことである。ぼくは絶句した。これほど、不幸な出来事がおき、自暴自棄に陥るところまで行ってのこの台詞である。単純に前向きとか、そんな浮ついた言葉では表しきれない力強さを椎名より感じた。

「すっすごい・・・」

と正直思った。また、深津絵里の脇を固める。水野美紀、中山忍である。水野は今の仕事の愚痴を言いながらも、アフターを充実させることにより楽しい生活を送っているようだ。中山は、営業畑で働くことを希望し、男に負けない第一線で活躍できるキャリアウーマンを目指す女性を演じている。アフターも資格取得勉強に余念がない。バブルがはじけ、仕事に対する考え方が多様化した。そこに生きる女性も様々なタイプがいる。様々なタイプを深津、水野、中山がそれぞれ演じる。彼女達の生き方が、平成の大不況という時代に生きた女性の生き方の代表だったのかもしれない。彼女たちは、ひょんなことから出会い、知り合い、時にけんかをし、時に助け合いながら、しだいにかけがえのない友という関係になっていく。深津は、「大人になって、こんな仲の良い友達ができるとは考えていなかった・・・、なんか学生時代の友達とは違う・・・。おばあちゃんになっても彼女たちとは友達でいたいし、集まりたい・・・」と考えるようになる。

「うらやましいなあ」

なかなか、そんな友達っていそうでいないよね。ぼくも短い社会人生活の中で、そんな友達と出会えたかと言えば、どうだったのだろうか?ただ、そのような友達がほしいのは事実だよね。また、このドラマを見ると、社会人になりたくない!と本気で思う。椎名の不幸になっていく様子を見ると、会社にとって、人は使い捨て。時代がそうさせたのあっても、そこに生きるぼくらにとっては辛い状況である。1999年当時学生だったぼくは、率直に思った。

「社会人になりたくないなあ」

でも、なったらなったで、職場にも恵まれたのだろうか。人間味があって、楽しい人達ばかりだった。それは、理不尽な要求をされることもあったが、ぼくはその人たちが好きだった。今は、その会社を辞めて、遠い昔となりつつある・・・

このドラマは、来春社会人になる人たちに見てもらいたいね。最後は、それぞれ自分の生きる道にかすかな、それでも確かな光を見つけて生活する道を見つけ、自分を取り戻していく。ハッピーエンドだから。自分の存在意義って?とか悩むことが多いと思う。そういう深いテーマに、「こう考えたら、楽になるんじゃないかな」という一つの答え、考え方を示してくれるドラマと言えるだろう。そう、ぼくはこのドラマ、実は非常にメッセージ性を帯びていると思うのだ。辛いとき、苦しいとき、このドラマを見てみよう。最後まで見れば、元気を取り戻せるよ。きっとね。

まだ、深津絵里の好きなドラマはある、「カバチタレ」「恋のチカラ」。また、「恋のチカラ」に出てくる堤真一も好きだな。その話はいづれまた。

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2007年2月25日 (日)

中山記念・阪急杯予想!!

アーリントンカップ。ローレルゲレイロ強かった。でも、2着。トーセンキャプテン四位がうまい乗りかたしたね。本田優も正攻法で攻めたけども。あの形まで行って勝てないのだから、ローレルゲレイロの勝ちみに遅いのは、いよいよ本格的課題になってきた。はあ、次走以降、通用するのかはもうちょっと考えます。今日のレースは2頭が抜け出たことで、力はあることを証明したからね。早熟といって、済ますにはまだ早いかな。

さて、中山記念。今回の主役はシャドウゲイト。開幕馬場による逃げ・先行有利。中山得意。近走成績から読み取る好調さ。シャドウゲイトを買いたくなってしまう。うーん、でもこれ勝ったら、いよいよ安田記念の注目馬になっちゃうな。もしくは宝塚記念の。そこで、シャドウゲイトに一つの疑問が残る・・・

「G1で活躍できる馬なのかなあ?」

そう考えると、甚だ疑問だ。では、ほかの馬でG1で活躍を期待できる馬は、マルカシェンクに、インティライミ、エアシェイディといったところだろうか。少なくとも、これらの馬がG1を勝ったとしても、そんなに驚かないのである。シャドウゲイトは?驚く!!では、前記3頭がシャドウゲイトよりも格上なのは確か。調子さえ問題なければ負けないのである。調子疑問は、マルカシェンク。前走小倉大章典の大敗は気になるな。となると、インティライミとエアシェイディ。距離適正等考えると、エアシェイディを買おう。ということで、

9 エアシェイディ 単勝・複勝

9 エアシェイディ-15 シャドウゲイト ワイド

この距離はG1に直結しない。過去の勝ち馬をみるとキングヘイローにサイレンススズカである。意外と少ない。原因は、種々あるのだろうが、2000メートルと1600メートルの間の距離というのが、大きいような気がする。一方で、秋の毎日王冠は結構G1に直結するよね。その違いは、開催時期の違いだろうか。中山記念の位置づけが難しい。ステップレースと言うには、G1開催時期から離れすぎているし、ここまでがんばってきた昇り馬にとっては、集大成的レースともいえる。どちらを重視するかでこのレースの馬券の買い方は大きく変わるのだ。で、今回のぼくはどっちを重視したのか・・・・

「わからんなあ・・・」

阪急杯である。G1級の馬を考えると、キンシャサノキセキ、シンボリグランか・・・ピンとこないなあ。短距離界は本当に戦国時代だ。となると、そこそこ力があり、1400メートルを滅法得意とする馬に注目したい。プリサイスマシーン、エイシンドーバー、シンボリグランといったところか・・・うーん、ピーンとこないなあ。プリサイスマシーンは強い。そして、好きな馬なんだけど、年なんだよねえ。シンボリグランは一方で、強さを感じないのはぼくだけだろうか・・・しかも、外枠の差脚。開幕週には合わないだろうとの懸念が残る。ということで、枠順も良く、年齢的に本格派が期待でき、かつ脚質傾向を考慮すると、エイシンドーバーで決まり!

5 エイシンドーバー 単勝・複勝

1 プリサイスマシーン-5 エイシンドーバー ワイド

でどうだろう。思えば、このレースの勝ち馬はシンコウフォレスト、マサラッキ、キョウエイマーチ、ブラックホークにダイタクヤマト、アドマイヤコジーン、ショウナンカンプ、サニングデール。お~、並居るG1馬が勢ぞろい。といっても、それは距離が1200メートルだった一昨年までの話。昨年より、1400メートルになった。ぼくにとっての1400メートルは一流のスプリンターには長すぎて、一流のマイラーには短すぎる微妙な距離。一方で、この距離を得意とする馬が結構いるレース。この距離のG1があれば、何気に面白いと思う。

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ドラマの功罪3・・・

「ドラマの功罪シリーズ」です・・・というか、思い出話に花を咲かせています。いずれラストはドラマの功罪についての私見を語ることができたらなあ、と思います。そんなものが、果たしてぼくにあるのかどうか甚だ疑問だけども。あと、競馬の予想もしないとね。明日は、「中山記念」に「阪急杯」。まだ、予想中だ。

さて、今日は『野望の国』を取上げてみよう。といっても、このドラマ知っている人はごくわずかであろう。ぼく自身記憶の片隅にあるドラマの片鱗をつなぎ合わせて、調べながらやっとこの『野望の国』というドラマにたどり着いたのだから。

野望の国:1989年日本テレビ

キャスト:近藤真彦、沢口靖子、陣内孝則、香川照之、勝野洋

いろいろ調べてみると、この作品は当時日テレが相当力を入れていたらしいが、大コケをしたドラマであることが判明した。このドラマは3部構成になっており、第1部がマッチが主演、第2部がマッチの子役として沢口靖子が主演、第3部は、その子かもしくは孫役でマッチが主演するというもの。ん!?なんか、最近こんな作品あったなあ。そう!「百年の物語」である。あれは嵌ったなあ。とりあえず、おいておこう。このドラマの情報は今ほとんど残っていない。よって、ぼくの記憶からこのドラマを掘り起こす。とはいっても、ぼくもリアルタイムでしか見たことが無い。(しかも、小学低学年の時)どれほど可能かわからないがやってみよう。

第1部は幕末を舞台とする。主役である近藤真彦は、諸国行脚の中途で、高杉晋作(陣内孝則)と交流を深める。また、番組後半では、坂本龍馬との交流、亀山社中立上げの人として知られる、饅頭屋長次郎こと、近藤長次郎(香川照之)と行動をともにする。思えば、ぼくが香川照之という役者と出会ったのは、この番組がはじめてである。とは言っても、当時はあくまで長次郎であり、香川照之という存在は知らなかった。後年、「利家とまつ」で秀吉役で好演した香川照之を見たとき、少しだけ本ドラマの存在を思い出した。

「秀吉はひょっとして長次郎!?」

近藤長次郎は非常に勉強熱心であったが、後に社中の規則に違反したため切腹させられる。このシーンも本番組では重要シーンとして取上げられる。その時の、香川照之の演技は涙を誘うもの。うますぎる。近藤長次郎という人物は、フジテレビのドラマ、ダウンタウンの浜ちゃん主演、三谷幸喜脚本『龍馬におまかせ』でも登場している。

「まんじゅうや~」

といつも、龍馬から叫ばれつつも、うろちょろしていた人物だ。役者はグレチキの北原雅樹である。それはそれとして・・・。第一部での見所は、近藤長次郎の切腹シーンと、維新の動乱期の江藤新平(勝野洋)との出会いである。当時、江藤新平は政府の用人であり、しかもかなり政府の枢要にいた人。こんな人とも交わりがあったマッチは、かなり商人として成功していたのだろうか?(残念ながら、主役マッチの身分がよく分らない。志士ではなかったような気がするので、新政府と交わりのある商人役だったのだろうか・・・)江藤新平と言えば、後に征韓論争に破れ、下野し、佐賀の乱を起こして、刑死する人物である。新平とマッチのであった時期は、ちょうど征韓論争の時期だったと記憶している。征韓論争に敗れた新平は、にっちもさっちも行かない状況になったが、そこでマッチとのやり取りを通して、ある結論に達している。

「逃げれるところまで逃げてやる・・・」

この台詞は今でも、ぼくの心に刻まれている。そうだ。なにも体面を気にしている場合ではない。自分の信念があるならば、小さなプライドなどに捉われてはいけない。「臥薪嘗胆」にも近い。少年であったぼくではあったが、当時この台詞にシビれた。勝野の江藤新平というのもフィットしていた。そして、原因は忘れたが、マッチはその後、非業の死を遂げる。斬り合いで死んだような気がする。一人娘を残して・・・・

第2部、主演は沢口靖子。時代は明治30年代かな。日露戦争前夜である。主要出演者は光GENJIの内海光司。彼と沢口靖子の関係はよく分らない。ただ、沢口が柔道の使い手で、内海はその門下生なのかな。平和な日々が続きつつも、日露対立が深刻化していく中で、状況が変化していく。そして、内海も出生することになる。彼は、日露戦争最大の激戦地であった203高地に赴く。そして、激戦の末、頂上に旗を立てて息絶える。このシーンは子供心にも恐ろしいシーンとして記憶に残っている。思えば、この203高地の戦いは、機関銃が本格的に戦争に使用された世界最初として記録されているのかな。後の大量虐殺の戦争イメージのまさに草分的位置づけにある戦争だと思う。無謀の突撃作戦。容赦ないロシア軍の機関銃の乱射。後に仲代達也主演の『203高地』を見たが、その夜は眠れなかった。やはり、203高地の戦闘はすさまじいものだったのね。第2部のエンディングはどうであったのか覚えていない。

第3部。主演はマッチ。全2話である。時代は昭和前期だったように思う。満州へ移住するところがラストシーン。最後にテロップでマッチが太平洋戦争で戦死することが紹介され、終わる。それ以外の記憶はない。

総じて思うと、確かに回を重ねるにつれて明らかに尻すぼみしていくのは確かである。視聴率低かったんだね。ぼくとしては、レンタルビデオ化されてほしい。そうでなくとも、DVD化されたら、絶対に購入する。また見てみたいものである。日テレはこの時期、幕末ものに力を入れていたような気がする。86年「白虎隊」、87年「田原坂」、88年「五稜郭」、89年「奇兵隊」、90年「勝海舟」と、毎年年末に放送していた。89年の「奇兵隊」は主役は高杉晋作。思えば、この番組との関連性もあったのであろうか。ちなみに主演はマツケンサンバこと、松平健。かっこよかったねええ。

こういう、在野の人物(実在したかもどうかもわからない人物であるが)を素材に、歴史上の重要人物に交わるシーンを多用するドラマはおもしろいね。歴史上の大きな事件を民衆の視点から捉えるということを可能にする。その点が面白い。共通する点として、山田風太郎の「明治もの」の小説を上げる。ぼくは、まだ未読であるが、以前NHKで山田風太郎なんとか、というドラマがやっていた。まさに、有名な事件との係わり合いを日常の中に求めるものとして、非常に面白い。今後ぼくが読んでみたい小説を上げておく。

警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 Book 警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉

著者:山田 風太郎
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警視庁草紙〈下〉―山田風太郎明治小説全集〈2〉 Book 警視庁草紙〈下〉―山田風太郎明治小説全集〈2〉

著者:山田 風太郎
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かな?おもしろいと思う。ドラマの記憶を辿ると、榎本加奈子演じる「なんとか」という女性が、ある事件にまきこまれるのだが、東京の村医者(この人が主役ね)に救われる。その後、榎本加奈子は熊本の県令の囲い者になるのだが、不運にも神風連の乱が起こり、県庁が襲撃され、県令は死去、囲い者の榎本加奈子が逃亡する。その時に残した言葉、

「ダンナイケナイ、ワタシハテキズ」

が流行語になるというもの。

このような、連続性、関連性の描き方が、山田風太郎は絶妙なのである。いづれ読みたい。そのときには、感想も残したいな。

と・・・もうドラマの功罪どころか、記憶の曖昧なドラマを曖昧なまま紹介するに留まってしまった。でも、『野望の国』は非常に面白い作品ですよ。本気でまた見てみたい!!

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2007年2月24日 (土)

アーリントンカップ予想!

最近、ドラマやら、本の感想やらでブログの主旨である馬券予想がおろそかになってしまった。さすがに、競馬デーの前日しっかり予想するぞ!

本命はローレルゲレイロ。理由は2つ。父であるキングヘイローが大好きだったから。このレースに勝てなければ、ゲレイロは今後勝つレースがないのでは?という懸念からだ。ローレルゲレイロは、同世代で一番早く新馬勝ちをした馬だ。こういうタイプの馬で、長く活躍した例は、ぼく自身の勉強不足もあるだろうが、知らない。早熟タイプということだ。このレースには今後も考えぜひ勝ってほしい。そういう応援も兼ねて、本命です。予想とは言えないよね。

アーリントンカップ。勝ち馬をあげるとある事実に気づく。エイシンキャメロン、ダンツフレーム、ブッグプラネット・・・全部ぼくの好きな馬だあ!

「どうでも良い・・・」

もう一つ。このレースに勝った馬、かつぼくの好きな馬は次の勝ち星まで、長い道のりを歩む宿命にあるということだ。エイシンキャメロンは、以降とうとう勝てずに引退した。ダンツフレームは、G1宝塚記念で華々しい復活を遂げるが、その期間1年4ヶ月である。最後は地方馬になった。ビッグプラネットはというと、昨年の京都金杯勝利するまで、約1年かかっている・・・。苦難の道を歩むことになるのだ。

今年のローレルゲレイロ。ぼくは大好きだ。これでこのレースを勝つことになると、彼の今後も苦難の連続となろう。勝って欲しいが、苦難の道を歩んで欲しくない・・・。ぼくにとってのジンクスを打ち破る馬であってほしい。今年引退の騎手の本田であるが、実はキングヘイロー参駒との相性が良さそうだ。カワカミプリンセスと本田、そして、ゲレイロが凡走しないのも本田との相性が良いのだろう。ゲレイロよ、がんばれ!

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2007年2月23日 (金)

ドラマの功罪2・・・

ドラマの功罪という題(2/20日参照)で始まり、結論を見ぬまま2回目に突入・・・

「今日こそ、功罪を見つけてやる・・・」

前回は、結局思い出話に花が咲いた。今日は、「二十歳の約束」、「東京大学物語」について迫ってみようか。

二十歳の約束:1992年フジテレビ

キャスト:牧瀬里穂、稲垣吾郎、深津絵里、竜雷太・・・

他にも有名な人がたくさんでているね。正直話はあまり覚えていない。「二十歳の約束」というタイトルに惹かれた。当時、ノストラダムスの大予言が流行っていて(1999年7の月アンゴルモアの大王が・・・ていうやつ)、2000年を迎えたら、またここで会おうね!って当時、友達、好きな人とかと誓ったものだ。そして、ちょうど2000年という年がぼくにとって、二十歳かそこらの年齢だろうということで、「二十歳の約束」には、食いついていたのだと思う。初めて牧瀬里穂を知ったのもこのドラマ。また、稲垣吾郎君もかっこよかったね。スマップはまだ、売れていなかったのかぼくがしらなかったのか忘れたけど、スマップにおける五郎の地位を知る前だったから、本当にかっこよかったよ。ちょっと、悪そうな役柄で出ていて、確か野球のピッチャーをやっていたんだ。ぼくも当時は、野球部に所属していたから、そこも嵌るきっかけだったのかな。主題歌は「約束の橋」。佐野元春だ。いままで、聞いたことなかったから新鮮に聞こえた。今でも、名曲500曲くらい上げれば、当然その一つとして上がるよね。これも、レンタルビデオ屋に置いていないから、今後お目にかかることはないのかなあ。また、ぼくにとって、深津絵里を知ったのはこの作品だろう。当時は何も思わなかったけど、彼女ほど今後のぼくのドラマ人生に関わった女はいない。ねるとんとかで、理想の女性に深津絵里を上げていた人が多かったように記憶している。当時は

「深津のどかがいいのかわからない!」

と思っていた。でも、今は分る。そうなんだ。彼女は大人に好かれる女性なんだね。子供にはその魅力が分らないんだ。と今は思っている。当時のぼくは子供だったからね。いまでも、十分子供ですが・・・ちなみに竜雷太は、牧瀬里穂のお父さん役、しかもちょっと政治的に悪い役で登場・・・

東京大学物語:1994年テレビ朝日

キャスト:稲垣吾郎、瀬戸朝香、千葉麗子、竹野内豊

今考えれば、すごいね。あの竹野内豊が学園ドラマに出ていたのだ。しかも、瀬戸朝香に振られる役で。また、千葉麗子君だ。彼女はパソコンマニアで、ゲームマニア。後年、ITビジネスの社長をやり、今ではヨガの先生と・・・。ホント、行動的で多彩だよね。この前、千葉麗子の特番やっていたけど(ホントか?)、彼女はすごく苦労したみたいだ。そして、たどりついた道が、ヨガってわけ。でも、様々の分野に挑戦し、成果・結果を残し、また違う分野に挑戦し、成功する・・・。すごい、バイタリティだと思う。そんな千葉君だが、当時はかわいいアイドルでした。ぼくもそのファンの一人。と・・・、いろいろ調べたが、千葉君はこのドラマでてないのかな?記憶違いか?では、井出薫を。彼女は本当にかわいらしい子であった。このドラマでは、水野遥こと瀬戸朝香の恋敵役。まんがの絵里ちゃんはむかつく感じだけど、井出薫は、そんなことはなく、本当にかわいらしかった。稲垣吾郎がうらやましかったもんね。井出薫といえば、幕末高校生等、当時の学生ものには引っ張りだこの人材でした。幕末高校生では、幕末にワープした武田真治が井出薫にほれてしまって、未来に帰る時に、一緒に連れてきてしまったんだ。そして、武田真治が幕末に置いて来てしまった、当時流行りのコンバースを坂本龍馬が履いてあの有名な写真を撮影するハプニングを引き起こす。未来に戻った武田真治は幕末でいろいろ歴史の悲劇を変えようとして変えることができなかったけど、歴史の教科書中龍馬の写真を見て、ほくそえむ。

「ちょっぴり、歴史を変えてしまった・・・。」

また、その隣には、幕末から連れてきた井出薫がいる。幕末好きのぼくにとって、ドラマの世界は非常に羨ましくもあり見ていた。なにより、嬉しかったのは、幕末の佐久間象山(石橋蓮司)が暗殺されることがわかっているのにも関わらず、その場に向かうシーン。

「歴史を変えてはいけない。」

笑って、その場に向かう石橋の演技に、ぼくは涙したものだ。ちなみに、坂本龍馬役は中村トオルね。

ふー、なにやっているのか。ドラマの懐かし話に花が咲いてしまったようだ。いまだ、功罪を語る場は来ないね。

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2007年2月22日 (木)

ハケンの品格・・・

今日は待ちに待った「ハケンの品格」だあ。

今日は、ハケンの現実と会社の裏側を見せられた感じがした。当然、会社にはいろいろな会社があって、ドラマで見せた松方弘樹の判断が一概に悪いとは言えない。それは、わかる。多分、見ている世のサラリーマンも松方を悪者と思う人は少ないんじゃないかな?(ぼくはごくわずかであるが、社会人経験があり、派遣の方とも働いたことがある。とは言っても、ごくわずかだし、そんな会社のことを知っているって言えるほどの身分じゃないし、ぼく自身、会社人、というか社会人とは?という難しい問いに答えられる能力は全く無いし、現在社会人じゃないし・・・)一方で、学生とか、非社会人の人の目には、どう映るのだろうか?加藤あいがかわいそうだ。松方弘樹は酷い。理不尽だ。篠原カッコいいなあ等々。非常に難しい問題なんだなって改めて思う。

ぼく自身、新入社員の頃、派遣の方とお仕事をご一緒したが、その人は明らかに業務に破綻をきたしていた。仕事がそこでストップしていたのである。とは言っても、当時職場は火の車。その派遣の方にまともなフォローが出来ていない状況でもあった。そこで、下った決断は、「その派遣の解雇」である。ぼくは、その話を聞いたとき、直属の上司に強くでは無いけど、「派遣個人に責任があるのならばともかく、職場でのフォローができていない状況で、派遣の仕事状況のみを問題にし、解雇するのはおかしいんじゃないか?」みたいなことを言った記憶がある。その上司は厳敷もこうぼくに言ってくれた。「お前のいっていることはわかった。でも、今職場に必要な人材は、火の車状態でも順応して動ける人なんだ。あの派遣は、適した人材だと思うか?」と。昔のことだから、正確なことは覚えていない。納得できるようで、納得できないような・・・。結局、ぼくは小泉孝太郎と一緒で、会社が分っていないと言われてもしょうがない言動をしていたのだろう。あくまで、派遣は職場を助けてくれる人っていうならば、その通だと思う。職場を助けてくれる人ってことは、職場に必要な人のことで、必要でない、もしくは足りない人であるならば、切られるのは当然なのである。理屈ではね・・・。

冒頭で言った。そこがサラリーマンと学生のような非サラリーマンとで印象が分かれるところなのだろう。即ち、非サラリーマンの印象には「情」が入っているのだと思う。このような「情」は社会では通用しない!言われれば、終わりだ。でも悲しいよね。無防備で、即ち社会のことなど考慮せずに、この状況を捉えた場合、誰もが、加藤あいかわいそうだ、松方弘樹は酷いことをする、と考えるのに、そのファクターに「会社」というものを介在させた途端、松方の言うこともわからんでもない、会社のことを考えればそうだろう。となる。ぼくもそう感じてしまう。と言ったら、

「会社ってなんだろう?」

という問いにぶつかるのである。人間の「情」より大事なものなのかな?ふと考えてしまう。恐らく、ぼくは社会人に向いていないのだろう。(ま、実際飽きっぽいし、根性ないし、その他の面でも多々向いていない以上に、能力不足も多々あり・・・)それでも、一生ぼくは、その「情」を大事にしたいと思う。その「情」を捨て、冒頭の状況を受け入れることが、社会人、大人なのだとしたら、そんな大人になりたくないなあ・・・。ふー腹減った。金は稼がないといけないしな。理想だけでは、食べていけない。

難しい問題である・・・。

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2007年2月21日 (水)

ドラマの功罪・・・

ドラマっておもしろいな。映画はあんまり見ないぼくであるが、ドラマは良く見ていた。現在はあんまり見ていないなあ。現在は、2本見ている。「派遣の品格」と「華麗なる一族」だ。最近は、恋愛モノよりも、ビジネスというか、社会モノというか、なんというか、ビジネス世界を舞台としたものがおもしろい。「派遣の品格」は、現在ワーキングプア、等の用語も飛び出すほどホットな話題となっている派遣を扱ったもの。一方は、「華麗なる一族」は、上流家庭に潜む問題、また、主題となっている問題は、銀行合併という一昔前の日本を騒がせたことを思い出してしまう。「派遣の品格」の主役を張るのは、篠原涼子。

「芝居うまいよなあ」

なんて、芝居にど素人ではあるが、ついつい思ってしまう。どのような役をさせても器用にこなしてしまうよね。真面目な役(by『若者のすべて』)、不幸な役(by「時宗』)、鼻につく役(by『彼女たちの時代』)、コミカルな役(by『ANEGO』)等々。違和感なく、彼女は好演する。すごいと思う。本当の彼女の顔ってどうなんだろう?って考えてしまう。となると、『ごっつええ感じ』の時の篠原が浮かんでしまうのはぼくだけだろうか?

ぼくがはまったドラマはどんなのがあったのか整理してみよう。

『若者のすべて』:1994年フジテレビ

キャスト:萩原聖人、木村拓哉、深津絵梨、篠原涼子、武田真治、等

これは、はまったというか、なーんも盛り上がりもなく、若者の日常を描いただけの感じがした。でも、それが良くって・・・

「人の日常ってこんな感じだよね・・・」

とは言っても、これが日常で自分に起こったらちょっと怖い。主題歌のミスチルの「tomorrow never knows」もはやったねえ。ぼくも好きだった。当時、ぼくはこの歌を

「明日は何が起こるのか誰も知らない・・・」

なんて解釈していたんだ。でも、このドラマは淡々と、これという盛り上がりも無く進んでいく。(でも、ぼくはその辺がかなり好きだったんだ)幼な心にも、ぼくも、大人になってあんなに仲の良い友達に恵まれるのかな?なんて、当時考えていた。萩原がぼくだとしたら、木村は誰で、深津はあいつかな・・・

「誰もいない・・・・」

それが実感だ。まさに、「tomorrow never knows」である。

『子供が寝たあとで』1992年日本テレビ

キャスト:柴田恭平、山口智子、三浦洋一、風間トオル、等

「関係ないね!」「どこかで会ったことあるな・・・生まれる前、前世で!」「運命・・・」「死んだ妻に似ている」等々、数々の名言を世に送り出す。(でも、ぼくの中での話だけど)あの時の柴田恭平はかっこよかったな。幼心にも、

「あんな、大人になりたいな・・・なれなかった!」

と思った。彼は童話作家でプレイボーイ。優雅な独身生活を送っているもうすぐ40歳。そこに、見知らぬ子供が転がり込んでくるところから物語が始まる。ひょんなことから、奥さんに逃げられた三浦洋一とその子供、妻に先立たれた風間トオルとその子供とで、共同生活が始まる。男三人ともにプレイボーイ。彼らが子供から開放された男に戻れる日は?がコンセプトのドラマで、コメディタッチの中にも、ちょっと涙ポロリなシーンもあり、ぼくがドラマにはまった最初の作品でもある。でも、これはレンタルビデオ屋に置いていない。誰か録画していたら、貸して欲しいものだ。

「お願いします。」

この他にも、まだまだたくさんある。それはまた今度の機会に紹介したい。ぼくのはまるドラマを彩るキャストの中にも、ぼくなりの裏ドラマがある。そんな過去-現在のキャストを結びつけてドラマを見るのもおもしろい・・・ぼくなりのドラマの見方も絡めて記せたらいいねえ。ていうか、「ドラマの功罪」について、全く語っていない。これは続編もあるな。いつか語れる男になりたいな。

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2007年2月20日 (火)

幕末・維新

最近、友人より

「幕末好きなら面白い本があるよ」

と紹介された。その本は、

幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉 Book 幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉

著者:井上 勝生
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

読んでみた。

今まで、描いていた幕末維新のイメージが一気に崩されたような気がする。江戸幕府の外交能力の見直し、薩長の専断、幕末民衆社会の見直し、外圧イメージの払拭、等従来の幕末維新期を180度覆すものだった。また、下田民衆とペリー外交使節団の異文化交流にも驚いた。異国人に対して、民衆は「嫌悪と警戒」・「虚勢と恐怖」を抱いていたとした上での議論である。例外なく、ぼくもそのようなイメージを漠然ながら、持っていた。だから、下田民衆の異文化交流には、

「へー、日本人もやるじゃん」

と思った。でも、著者は、この一事を取上げて、「しかし江戸後期の人々は、そのような劣等意識(従来の「嫌悪と警戒」のイメージ)とは無縁であった。」(101頁)と述べる。ぼくは、そうは思えないなあ。だって、ぼくは現在の民衆と言えるが、例えば北朝鮮に対して、酒飲みの席で話す際も、意見は賛否両論である。

①「北朝鮮なんか、攻め滅ぼすべきだ」

②「武力はいけない。それでは、第二次大戦の再来だ」

③「全く興味なし。そんなことより、明日の自分の生活だ」

等、様々である。民衆てのは、上記のように画一的に捉えられるものではないと思う。当時だって一緒だ。①~③の意見はあったろうし、その強弱も人それぞれだ。それは、当たり前のことだと思う。著者も含め、従来の民衆像を画一的に捉える見方には疑問を呈する。ただ、ぼくの考えることなんて、研究者は百も承知のはず。その上での議論だと思う。だとすれば、画一的に捉える手法が間違っているのではないか。①~③に潜む共通項を見出す必要があるのだろう。ぼくなんて、常に考える前提が「日々の生活」である。これが、成り立たなければ外国に逃げるよ。その意味で、③タイプである。でも、①、②の前提はなんだろう。やはり「日々の生活」なんじゃないかな。どうだろう?「日々の生活」を犯してまで、何かをやろうという志ってあるのかな。あくまで民衆論の話だけど・・・

ふーん、難しい問題だ。

ともあれ、この本は、江戸幕府の見直し(プラスイメージ)、維新政府の専断さ(マイナスイメージ)を全面に押し出したものだと考える。従来の幕末維新のイメージが180度転換することは間違いない。

必読です。

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2007年2月19日 (月)

他人を見下す若者たち

フェブラリーステークスは、サンライズバッカス、ブルーコンコルドのワイド、コンコルドの複勝を的中。ブルーコンコルドの1着を予想していただけに、結果には不満は残るが、とりあえず収支はプラス。これが次への勝負に繋がるのだから、うれしいよ。次回は単勝を当てたいね。とは言っても、一番の落胆は、実は上記二頭に好きな馬、カフェオリンポスを含めた3連複を買っていたんだ。4着まで来ている分、純粋に残念だったね。ブービー人気だったとのことだから、万一3着になっていたら、いくらついたことか・・・

そんなことを言ってもしょうがない。たまたまである。たまたま、ぼくがカフェオリンポスのことが好きだったから、夢体験が出来たに過ぎない。来週も夢を見ずに現実馬券で勝負をいしたい。

さて、今日は本の紹介をしたい。

他人を見下す若者たち 他人を見下す若者たち

著者:速水 敏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

と言っても、書評を書けるような教養は持ち合わせていない。ぼくは、時間をもてあましている。今まで避けていた読書をしたいと思う。その動機づけということから、読んだ本を紹介していきたいと思う。

著者の速水敏彦さんは、現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授ということだ。読んでみて、わかりやすく叙述されているので読みやすかった。内容も面白かったと思う。もともと、ぼくはこの分野について、考えたこと全く無かったから、

「ふーーん、なるほどね」

と思った。何でも人間の性質は4分類出来るとの事。(これもまた、試み段階なので、定説ではなく、著者の挑戦的試みと言えるのかな)他人を軽視することより自己を有能と感じてしまう感覚(仮想的有能感)と、自分は優れているのだ、と自信を持てる感覚(自尊感情)と、それぞれの有無の組み合わせで4通りあるという。仮想的有能感、自尊感情両方とも持ち合わせる人を「全能型」、仮想的有能感はあるが、自尊感情のない人を、「仮想型」、仮想的有能感はないが、自尊感情がある人を、「自尊型」、仮想的有能感、自尊感情いづれも無い人を、「萎縮型」と区分する。そして、人間の性質であるべき姿は、「自尊型」であると著者は考えているようだ。(明示されてないが、昨今問題となっている仮想的有能感の蔓延りにたいする対応策、防止策、の行き着く先が「自尊型」だったので、そう判断した。)

ふーん、この分類にぼくを当てはめると、間違いなく「萎縮型」だ。自分にも自信ないし、身近な人の振る舞い等見ていると、

「すごい・・・どうして、そんなに堂々できるんだ?」

と感心させられる。では、常日頃から、ぼくが心がけていることはなにか?

「自分をそこまで卑下するな」

「自分にも良いところはあるよ」

「今までの自分を信じろ、受験もがんばってきたじゃないか」

とまあ、本書で言う「自尊感情」を持つことを意識しているのかもしれない。となると、ぼくのありたいと思っている人間の性質は、「自尊型」ということになる。

「なるほど・・・」

このように、現在の自分を見つめなおすのに、非情にためになる本だと思う。また、今後漠然としたありたい自分ってあると思うけど、それを文章にしてくれているから、漠然とした将来のあるべき姿が、より明確になってくるんじゃないかな、なんて思っています。その他、現在の若者は「仮想的有能感」が高くなってきていること、その原因は集団主義から個人主義への動向、IT、メディアの普及、笑いの傾向変化等、多面的な観点より、若者の性質に警鐘を鳴らしている。ぼく自身、未だ若者であると思っているが、良くも悪くも本書で指摘している項目に当てはまってしまう。

「そんなこと無いだろう。間違っているわ・・・」

と思いつつ、読み進めているけど、

「うーん、こりゃ反省しないとな・・・」

という気持ちになってしまう。

面白いので、読んでみてくださいな。

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2007年2月18日 (日)

フェブラリーステークス予想!

昨日の京都記念。ポップロックとトウカイワイルドのワイド的中したけど、たいして儲からなかったなあ。トントンくらいでした。

さてさて、フェブラリーステークス。最近は、ダート王者が常にいたように思う。アドマイヤドンに、ゴールドアリュール、そして、カネヒキリ。また、フェブラリーステークスを迎える時期には、それぞれ地位を確立していたよね。今年はどうか?主役不在の混戦模様が叫ばれている。うんうん、確かに主役不在だと、ぼくも感覚的には思う。でも馬柱をよく見てみると、この距離ならブルーコンコルドはいいんじゃないの?主役といわれても、と思うのだが。南部杯、JBCマイル、東京大章典、と圧勝である。そこでは、メンショウバトラー、リミットレスビット、シーキングザダイヤ、アジュデミツオーらを完封である。負かした馬以外にこのレースの主役を張ることのできる馬がいるのかを考えてみると・・・いない。可能性では、前回根岸S圧勝のビッググラスくらいか。と考えれば、勝つのはブルーコンコルドだと自信をもって判断する。

さて、相手はと・・・(ぼくの場合、ワイドの紐ですが)うーん、これを考えると、全く絞ることができない。ある程度、先行できる馬を1頭と、差追込みから1頭選んだら楽しめるかなあ。よし!先行馬はシーキングザベスト、差追込み馬はサンライズバッカスにしよう!シーキングザダイヤは切る!

7 ブルーコンコンルド 単勝 複勝

7 ブルーコンコルド - 10 シーキングザベスト ワイド 

7 ブルーコンコルド - 12 サンライズバッカス ワイド

今週は、他には買いたいレースないなあ。フェブラリーステークスを的中させたいです。

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2007年2月17日 (土)

京都記念・・・

今日は、爆睡してしまった。最近、気が緩んでしまっている。

このレースの勝ち馬、過去を遡ると結構堅いね。荒れたレースは、2001年、マックロウの猛烈な追込み、2003年のマイソールサウンドの前残り、の2レース。マイソールサウンドの勝ったレースは、メンバーが手薄だった。マックロウの勝ったレースは、アグネスフライト、ナリタトップロードが出ていたが、調子がイマイチだったように記憶している。

今年の有力馬は、トウカイワイルド、ポップロック、スウィフトカレント、トウショウナイト、アドマイヤムーンといったあたりか。この辺で、決まりそうだね。アドマイヤムーンはまず切ろう。一番人気、2200メートルちょい長いような気がする。勝つことはなさそう。前走、強いレースを前々で展開したポップロックなんて、どうだろうな。また、重馬場巧者のトウショウナイト。雨予想らしいので。

ということで、

3 ポップロック 単勝

3 ポップロック-7 トウショウナイト 馬連 ワイド

でいかがかな?といっても、今週は堅くなりそうなレース。こういうレースはビシッと的中させたい。でも自信ないなあ。

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2007年2月16日 (金)

恋におちたら・・・

初めて見た。

恋におちたら ~ 僕の成功の秘密 ~ DVD-BOX DVD 恋におちたら ~ 僕の成功の秘密 ~ DVD-BOX

販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2005/09/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

草薙剛こと、鈴木島男こと、天才プログラマー。かっこいいなあ。まさにいいとこ取りだね。ホリエモンをイメージさせる男、堤真一こと、高柳。彼もかっこいいよね。ぼくも、少々SE業界で働いたことはあるが、あのドラマのような世界ではなかったし、何と言っても、ぼく自身、パソコンよくわからなかった。そんなで、よく

「SE業界勤まるよなあ・・・」

勤まっていなかった。だから、続けていないわけで・・・。でもでも、働く前よりパソコンは好きになったよ。草薙も堤のかっこいいけど、実際どうなんだろうね。ぼくは、どっちになりたいんだろう。草薙みたいな男が一番なんだろうけど、堤みたいなクールで、非情な男にも憧れる。ただ言えること。両者とも、抜群の能力(スキル)を持っていることだ。草薙はパソコンを扱う技術的なスキルを、堤は世の中の動向を鋭く読み取り、先取りするスキルを。そして、その持ちえたスキルを生かす能力を持っていることだ。

「所詮、ドラマだ・・・」

確かに!でもでも、刺激を受けることはいいことだと思う。ぼくにはスキルが何もない・・・。あるのかもしれないけど、気づいていない。スキルがあるだけでもダメ。それを生かす能力が必要なんだね。

「ぼくもがんばんないと・・・」

と、思いつつビールを片手にドラマ(まだ2話目までしか見てません)を見続ける・・・。

こりゃ、ダメだな・・・日々が続く。

そういえば、このドラマ。もう一つの楽しみを発見。堤真一と和久井映見の共演である。この二人は『ピュア』で共演。ドラマ好きのぼくは見逃さない。(さっき気がついたんだけど)和久井演じる芸術の才能がある知的障害者、堤演じる敏腕雑誌記者(左遷されたらしいけど)。ピュアハートをもつ和久井と、クールな堤の、ピュアハート和久井の作品を接点とした交流、すれ違い、和久井の関心をよそに、非情に徹する堤。その末に芽生える。恋。そしてその先にある不幸。「ひとの死」について、どのように向き合うのか、ということもサブタイトルにあるように思う。とまあ、ぼくにとっても、当時(1996年)最もはまったドラマの一つだ。必見の作品といえるだろう。

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2007年2月15日 (木)

フェブラリーステークス・・・

思い出深いレースだ。

競馬を始めるに当って、ぼくにとって外せないレースの一つ。それまでにも、何回か馬券を購入したこともあったが、競馬は面白い。というよりも、馬券勝負の醍醐味はこのレースから学んだといえるだろう。そのきっかけを得た以後、馬券という観点からも競馬にはまるようになっていく。

1999年である。当時、ぼくは浪人生だった。それまで長く続いた学校生活から解放され、「浪人生」という大義名分を得た。ぼくにとっての、1998年~1999年は、まさに従来のしがらみから解放された年であり、今から考えてみても、夢のような日々を送ったなあ、と考えている。そのときの体験が、今のぼくを形成しているわけで・・・。そう、ぼくにとって、社会からの「解放元年」だったのだろう。一方、競馬界でも、ぼくに先行すること1995年に「開放元年」を迎える。しかし、その結果は、中央と地方のレベルの格差であった。

「人間社会と一緒か・・・」

落胆とも、あきらめともなんとも言えない気持ちを抱いていた。99年、地方に注目が集まる。「メイセイオペラ」である。彼には、日本競馬史において、一つの偉業を成し遂げるのではないか、と周囲は期待していた。所謂、角地の初のG1制覇である。今までにも、地方出身馬の活躍は当然いた。ハイセイコー、オグリキャップにイナリワン。しかし、彼は中央移籍以降のG1勝利という点において、メイセイオペラが置かれた状況とは違っていた。そうした意識を如実に表している例としては、「コスモバルク」を挙げることが妥当であろうか。彼は、中央G1(芝)を勝てる力を有していながら、角地にこだわっている。(こだわっているのは、バルクではなくて、オーナーなんだけどね。)しかし、それにはこだわるだけの価値があるのだと思う。いつの時代でもあるのだろうか。

「地方が中央を倒す痛快さ」

うまく説明はできないが、純粋にこうした状況に確かに痛快さを覚える。理屈ではないだろう。少なくとも、ぼくには理屈はない。心の底から湧き上がる痛快さなのである。さてさて、話をもどそうか。

新聞を見て、やはり岩手の怪物「メイセイオペラ」、そして、角地の初の中央G1Vへの期待が盛り上がっていた。その意味で意味で、この年のフェブラリーステークスは、従来のそれより注目度は高かったように思う。

「メイセイオペラからだな。」

ぼくは予想というよりも、上記で述べてきた状況にぼく自身も共感していたのでメイセイオペラから買おうと思った。

「紐には何を買おうか?」

武豊エムアイブラン、タイキシャーロック、一番人気ワシントンカラーに流したように思う。結果は、メイセイオペラ-エムアイブランで的中した。配当は、3720円。

「ついたなあ」

メイセイオペラの存在。ぼくが競馬にのめりこむきっかけを作ってくれた馬だといえる。

また、このレースの時期を迎えるたびに思い出す。キングヘイローである。彼は、初ダートがフェブラリーステークスにも関わらず、一番人気に推されていた。

「ありえない・・・馬券買う人の心理はどうなってんだ?」

ぼくはキングヘイローは大好きだった。だからこそ、フェブラリーステークス大敗後の高松宮記念の勝利には、感動した。本当に涙がでそうになった。(実は、単勝をたらふく買っており、財布も潤った・・・)

まとまりの話になったが、ぼくにとってのフェブラリーステークスは、そのようなものである。一言で言えば、「ぼくと競馬の出会い」=「フェブラリーステークス」なのだろう。思い入れのあるレース。今年はぜひ的中させたいと思う。

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2007年2月14日 (水)

部屋掃除

今日は一日中部屋の整理をしていた。

掃除をあまりしない、かつ整理整頓ができないぼくだから、掃除をする時は決まって大掃除となる。懐かしいものが意外なところに埋まっていたりする。昔、はまっていた「東京大学物語」だ。

天才高校生「村上直樹」と「水野遥」の出会いから始まる。付き合いだすのは早いのだが、そのあと幾度となくすれ違い、またくっつき、そして別れる。その繰り返しだ。最後に目出度つながり・・・妄想だった。というストーリー。随所に作者「江川達也」観が垣間見える。「マジカルタルルート」の名前の由来、その底に潜む「江川達也」観。熱読当初は、共感する部分が多かった。いや、読んでも共感すべき部分は多い。「足ることを知る」との出会い。少年だったぼくにとっては、この言葉の響きは大きかった。(これは「ゴールデンボーイ」の中で、でてきたのかな?)今でも、足ることを知って生きていけたらな、と思ったりしている。でも、その気持ち自体が現状に不満から発せらる感覚であり、既に足ることを知らない人間といえる。

「ふーむ、難しいなあ・・・」

などと、一日中考えつつ、掃除をしつつ、気がついたら、夜である。寝なくてはいけない。そして・・・

「明日が良いでありますように」

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2007年2月13日 (火)

時代劇・・・

今日は、家でまったりしていた。こんな生活していていいのだろうか?と不安に感じつつ、週3のバイト以外フリーな身分に文句を言ってみたりする。まあまあ、こんなぼくでも生活できるのだから、日本は平和だと思う。でも、目標がほしいな。デジカメがほしい・・・。そうすれば、写真貼付けとかできるでしょ。閑散とした寂しげなブログにも少しは、花が咲くと思うしさ。

こんな生活しているとは二年前には考えもしなかった。

「会社辞めようかなあ」

そんな、おぼろげな気持ちから始まって今がある。ということは、現在、未来の自分を想像し、何をしているかなんて考えてしまうと、妙に笑顔がこぼれる。きっと、想像もつかないことしているんじゃないかなあ。もしくは、今と同じ生活を送っていたり・・・・

「無計画な証拠だ!」

でもでも、同じ未来を悩むのであれば、不安に悩み扉を恐る恐る開くより、笑って扉の前に立っていたいな。それが唯一の願です。

「ドキドキ」

今日は、ビデオ紹介をしよう。ぼくは幕末好き。そのきっかけを作ってくれた作品とも言える。

白虎隊 DVD 白虎隊

販売元:バップ
発売日:2000/12/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは、1986年年末に日本テレビで放送された時代劇だ。

「年末=幕末:似てる!」

主演は、森繁久弥。脇を固める役者は里見光太郎、近藤正臣(ピアノを足で引ける)、宮川一朗太(華麗なる一族で鈴木京香の弟役ででてた)、丹波哲郎(霊界の人)、中川勝彦(ショコタンの親父)、夏八木勲、工藤夕貴、佐野量子(武豊の奥さん)、風間杜夫(大竹まこと、きたろう、斉木しげる、らと劇団立上げ経験あり)、西郷輝彦(えみりの親父)、あおき輝彦(初代御三家!)、新田純一(マッチ似)、坂上忍、竜雷太(峰じゃない)、田中好美(高校生のお母さん役が良く似合う)、そしてなんと言っても田中健、等々上げたらきりがない、主役級の脇役人です。

始まりは、桜田門外の変。大老井伊直弼が暗殺されて、その余波が会津藩に及ぶというところから。具体的には京都守護職就任をきっかけにドラマは始まります。勤王・佐幕の立場から、京都取締に専念。あの時、彼らは確かに官軍だった。

「勝てば官軍、負ければ賊軍」

京都失脚を経て、舞台は故郷会津へ。会津戦争、鶴ヶ城落城まで描きます。沖田総司役にショコタンの親父(中川勝彦)、土方歳三役に近藤正臣が果敢に挑戦。見事演じきります。当時ぼくは小学生でした。この時代劇を見て、教科書に出てくる人物のイメージを具体的に掴むことができました。木戸孝允-石橋正次、坂本龍馬-中村雅俊、という風に。内容は非常に濃く描かれており、桜田門外の変~戊辰戦争までの枠組みを作るにはうってつけの作品です。また、最近の時代劇とは異なり、うまく言えませんが本格的な作りと評価できるのではないでしょうか。

毎年日本テレビで放送されていた年末時代劇は主として幕末を扱っていました。しかも白虎隊に始まり、佐幕派→倒幕派→佐幕派→倒幕派→佐幕派(あしかけ5年)とバランスの良さも感じます。当時、作成者のこだわりを感じたのはぼくだけではないでしょう。これを見れば、かなり本格的な幕末通になること間違いなしです。また、機会を見つけて次作品も紹介したいと思います。必見です。

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2007年2月12日 (月)

アフィリエイト・・・

 今日は、結構良い予想ができたとおもう。キクノアローは的中。ダイヤモンドステークスもエリモエクスパイアはもう一歩だったが、複勝300円ついたし。収支はプラスでした。チェストウィングは、まだ復調していないのか?それとも、力が足りなかったのか?難しいところだ・・・。なんと言っても、きさらぎ賞を買わなかったことが大きかったかな?結果は、結構ついたけど、正直レース前は、オーシャンエイプスを抜きにした馬券を買う勇気はなかったなあ。だから、買わないで我慢した自分を褒めてあげたい。

今日は書籍を紹介したい。目的は、いくつかある。1つめは、自分が今まで読んできた本の内容を整理すること。2つは、これから読むであろう本も目的意識を持って読んでいくきっかけになること。3つめは、アフィリエイトってものをやってみたいこと。である。

今回紹介する書籍は、

青雲はるかに〈上〉 Book 青雲はるかに〈上〉

著者:宮城谷 昌光
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

青雲はるかに〈下〉 Book 青雲はるかに〈下〉

著者:宮城谷 昌光
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 宮城谷昌光作品である。この人は、中国の春秋戦国時代から、三国時代、はたまた日本の戦国時代も幅広く扱う、歴史小説家である、とぼくは思っている。紹介する書籍の主人公は戦国時代(中国古代の)の秦の名宰相として有名な「范雎」だ。2000年発行。范雎は、もともと魏の国に仕えていたが、あらぬ容疑をかけられ極刑をくらう。魏への復讐を心に秘め、秦に仕官。宰相として抜擢され、見事魏への復讐を果たす、ということしか知らなかった。冒頭、浪人中だった范雎が聞いた言葉、「近道ですよ」から始まり、最後のシーン、秦の宰相として魏への復讐を達成した范雎が言う。「わしがなにゆえ丘を越えようとしたのか。それは、野人に近道だとおしえられたからだ。はは、近道どころか、ずいぶん遠い道となった」。この物語は、范雎が冒頭で「近道」を選ばなければ、なにも話が始まらなかったのである。人生とは、選択の連続である。この物語は、その命題を最初に突きつけるのだ。(読んでる時は、何も気づかなかったけど・・・)

 ぼくが宮城谷作品で最初に読んだ作品。率直に「おもしろいな」と思った。また、「范雎のように生きたいな」って本当に思った。才覚を頼りに生きてきた范雎が、終生の友鄭安平に出会い、徳、人としての器量の大事さを学ぶ。そして、ぼくも学んだ。ぼく自身、臆病者で、調子に乗りやすく、感情の起伏も激しい。忍耐力もない(時間があれば、自信のない馬券もすぐに購入してしまう等・・・)そう。范雎は、ぼくにとっての生き方の先生となった。日々の生活の中で、おこがましいがことであるが范雎と比較し、「ぼくは小さい人間だな」なんて思ってみたりする。人生の生き方の目標を持てることは幸せなことだ。范雎、と出会えたことは本当に運が良かったです。そういえば、昔Z会の速読英会話必修編で「古典を読む」って英文があった。その中で、「モンテーニュやバルザック、あるいはプルーストとの親交は、人の生涯を十分豊かにしてくれるだろう」という記述があった。宮城谷作品は古典ではないが、ぼくにとっては、そのような存在である。

 その他、宮城谷作品には尊敬すべき人物が満載です。本の紹介にはなっていないが、ぜひぜひ読んでみてください。後悔はしないと思いますよ。

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2007年2月11日 (日)

ダイヤモンドステークス・・・

夢破れたなり。

今日の焼肉計画は失敗。損失も大きい。本命テイエムアクションは直線最後にじりじりと伸び、見事6着!見せ場なし。シルヴァーゼットは直線失速。見せ場なし。なんともはや。2頭とも復調はまだまだだったねえ。年齢も年齢だし、今後勝つことは無いかも。対照的にモンテタイウンの伸びはすごかった。強いの一言。

ダイヤモンドステークスの思い出と言えば、2000年ユーセイトップラン、後藤コンビの鮮やかな勝ちっぷりだろう。東京競馬場で行なわれるダイヤモンドステークス。直線の長いコースであり、実力がそのまま出せる競馬場である一方、しかけどころが非常に難しい競馬場だと思う。だからこそ、ジョッキーの勝負の仕掛けどころに注目すると、非常に面白い。仕掛けが早い・・・、なぜ仕掛けない・・・等々、広々としたコース全面を映し出すスクリーンに罵声が飛ぶ。一種これぞ競馬の風景がそこに展開される。

2000年のダイヤモンドステークスである。ユウセイトップランは7番人気。トップランはなぜか有馬記念にはよく出走していた。この年の前年の有馬記念にも出走しており、13着。年明けの日経新春杯も13着。馬齢も8歳とすでに峠を越えており、トップランに注目する意見は少なかったように思う。かつては、万葉ステークス、ダイヤモンドステークスを連勝し、阪神大賞典で3着、春の天皇賞で4番人気に推された馬であった。また、その後もグラスワンダーが出走したアルゼンチン共和国杯に快勝した実績を持ち、東京競馬場における強さには定評があった。しかし、

「もう峠は越したなあ」

ぼくは、そのように判断していた。この頃のぼくは、大学生活にも慣れてきており、ある種の脱力感に襲われていた。それだけでない。馬券購入にも慣れてしまっていた。

「あの頃のスリリングな気持ちは・・・」

生活にも、馬券購入にもそんな気持ちを抱いていたんだ。こんなことで、立派な大人になれるのかな、なんて布団の中で蹲りながら、不安とあきらめに苦しんでいた。今から思うと、あの頃は時間もあり、大学生活も長く、何かを行なおうと思えば、時間はいくらでもある状態だった。しかし、ぼくは時間を食いつぶしていたと思う。そんな時間潰しに酒はうってつけだった。。。何をするということもなく、ただ募る不安、あきらめに苦しんでいた頃にこのレースに出会ったんだ。トップラン後藤は、いつものように後方待機策を取っていた。事件は四角手前より追い上げであった。最終直線に入ったとき、トップラン後藤は、五馬身ぶっちぎりで直線先頭で走っていた。

「トップランが先頭直線!??」

そして、そのままトップでゴール。東京競馬場で後方より四角手前で先頭に立つレースはそうそう見られるものではない。後方の馬は、長い直線で最後の爆発力を発揮する。東京競馬場は、まさに追込み馬にとっても最高の力を発揮しやすいコース形態なのだ。後藤は禁じ手を使ったのだ。勝ったから良いものの、もし負けていたらなにを言われてもおかしくなかった。

「後藤、カッコいいな」

ぼくはそう思った。「禁じ手」とは、いつの頃から言われ始めているセオリーを破ること。後藤はたいしたものだ、と率直に感じた。なお、ぼくの当時の生活は以後も変わらなかった。

それはさておき。明日のレースである。注目は、エリモエクスパイア。前々走ではバイロイトに負けている。けど、1番人気だった。また、前走では後の日経新春杯2着馬、トウカイエリートに負けている。けど、1番人気だった。

「こいつの評価は結構高いぞ」

まだ、明け4歳馬。これからの馬である。当時に比べると成長しているに違いない。また、斤量53キロ。横典が乗るのも頼もしい。長距離戦線において有力馬不在の中、新星誕生を期待したい。また、東京得意のチェストウィングに期待したい。正直、微妙かな?バイロイト、トウカイトリックあたりが上位争いしそうな感じだけど。どうしようかな?

13:エリモエクスパイア 単勝 複勝

12:チェストウィング、13:エリモエクスパイア ワイド少々

また、京都10レース。8:キクノアローの単複を買ってみたい。きさらぎ賞は見るレースにしようかな。ダイヤモンドステークス。昨年は「ハダカ同然」のメジロトンキニーズの激走があった。(50キロ、2着)今年はどうなることやら?(49キロ、ターキーは?)

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2007年2月10日 (土)

すばるステークス

京都ダート1400M。

ダート1400Mと言えば、ツルマルファイターを思い出す。ぼくは、この馬が好きだった。この距離ならば、安定して走る。さらに、関西競馬であれば、一層安定度が増す・・・。この馬の兄であるツルマルボーイがそうであったように、後ろからすごい勢いで追込んでところが好きだった。※先行することも多かったが。そういえば、昔、東京立川のWINSに行き、馬券を購入したときのこと。関西競馬でのメインレースでどの馬を買うか悩んでいた。カンニングではないが、購入馬券に結論が出ないため、隣の人の馬券をそっと盗み見てみた。

「ツルマルボーイ単勝5,000円、ワイドツルマル絡みの1点200,000円!」

すごい・・・馬券だ。結果はツルマルが外からゴボウ抜きの追込みを見せて、見事快勝。また、ワイドも隣の人の馬券が的中していた。

「すげー・・・・・・うらやましい。」

衝撃が強すぎて、ぼくは何を買ったのか覚えていない。記憶が曖昧だが、ツルマルは前走が大敗していたはずなので、人気もそんなになかったはず。ツルマル絡みの馬券というだけで、結構ついたはずだ。

「うらやましいなあ。」

ツルマルファイターみたいな馬は、外にエコルプレイス、サイレンスボーイ、古くはダイワカーリアンなどなど・・・。共通するのは、G1では絶対に勝てない馬だということだ。前馬3頭はダート1400のスペシャリスト。カーリアンは芝1800Mのスペシャリスト。G1では絶対に勝てない馬。ぼくは、そんな馬に寂しさを感じるし、1流になり切れない物悲しさを感じていた。でも、そういう馬が好きだった。G1に出てきても、

「今度こそは!?」

と応援していたんだ。

すばるステークスは、そんなツルマルファイターも勝ったり、連に絡んだりと大活躍したレースだ。予想してみようかな。まずは、ダート1400Mのスペシャリストはいないかな?いたいた、サイレンスボーイにトウショウギア、サカラートもそうなのか?でも、サイレンスボーイは高齢馬、トウショウギアは、東京ダートでこその馬、サカラートは人気になりそうだし、斤量が気になるなあ。アイルラヴァゲインは、初物だし、人気になるだろうしなあ。うーん悩む。シルヴァーゼットとテイエムアクションのどちらかかな?人気もなさそうだし。前走、復調気配みせているし。でも、ベストは1200Mのような気がするぞ。決めた!先行してくれることを祈りつつ、

10番テイエムアクション 単勝 複勝

そんでもって、好きな馬、6番シルヴァーゼットとのワイドを少し・・・。この馬、調教迫力あるよね。今週調教見てないけど。将来のダート1400Mのスペシャリストになれい!そして、明日は焼肉を食べたい。

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2007年2月 9日 (金)

出世レース・・・

昨年のきさらぎ賞。

ぼくにとって、2度目の京都競馬場だった。1回目はイングランディーレの激走輝く2004年の天皇賞春。あの時は前日大坂の町で夜通し飲み明かし、また、連日の仕事の疲れも重なり、ひどく疲れていたことを覚えている。ゼンノロブロイ、リンカーン、ザッツザプレンティを中心に買ったことを覚えている。ネオユニバースを切ったところがミソだった。でも、結果は・・・イングランディーレ。久しぶりの関西旅行に鮮烈な記憶を彼は止めてくれた。

そして、2度目の京都競馬場が2006年2月だった。当時、目的もなく会社を辞めて、何をしようか悩みつつ、しかし危機感というか、焦りというものも特になかった。

「なんとかなるだろう。」

そして、なかば突発的に関西旅行を思いついたのである。手始めに奈良の寺院巡りをした。東大寺、正倉院、春日大社・・・どこへ行っても、中国人・韓国人ばかり。日本人はほとんどいなかった。おまけに坊主も英語を話す始末・・・

「別に良いけどね」

それから、和歌山、京都の準名所巡り(六波羅蜜時とか吉田神社とか)と、友人を頼りにたくさん楽しませてもらった。そして、関西最後の楽しみは京都競馬場観戦だった。当日はきさらぎ賞が行なわれていた。人気は、メイショウサムソン、ドリームパスポート、アドマイヤメイン、マイネルスケルツィーと・・・

「すごい豪華なメンバーだあ」

なんて、思わなかった。この時期の彼らの評価は低い。クラシックとの関連で言うと、一番手は暮れのラジオたんぱで激戦を演じたアドマイヤムーンにサクラメガワンダー。朝日盃で快勝したフサイチリシャール。注目は、高額馬のフサイチジャンク。関東の雄、ジャリスコライト。役者は揃っていた。少なくともこの時点では、きさらぎ賞出走組は、上記馬の次点候補でしかなかった。

「メンバー揃っていないなあ、クラシックにはつながらないか」

本音だった。ぼくの本命は、グロリアスウィーク。結果は、1着:ドリームパスポート、2着:メイショウサムソン、3着:マイネルスケルツィー、4着:グロリアスウィーク、5着:アドマイヤメイン、その後の彼らである。アドマイヤメインは毎日杯、青葉賞を連勝し、ダービー2着。菊花賞3着。グロリアスウィークは、弥生賞2着。マイネルスケルツィーはニュージーランドトロフィー快勝、NHKマイルの有力馬に。そして、メイショウサムソンはその年の2冠馬。皐月賞、ダービーを制す。ドリームパスポートは、皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着、ジャパンカップ2着、有馬記念4着。こうして振り返ってみると、ものすごい豪華なレースであったことに気づくのである。その年のクラシック3冠の馬券圏内馬が悉く集結している。※例外馬は皐月3着のアドマイヤムーンに菊花賞馬のソングオブウィンドのみ。ただ、結果を見ると、1995年以降の歴代タイムの中でトップの1分47秒4という好タイム決着だった。しかし、このレースの評価はその後も高くなかった。今にして思うと、去年のクラシックの答えはこのレースへの評価にかかっていたような気がする。

今年のクラシック候補は、フサイチホウオー、ディープの弟、ニュービギニングを中心に動いている。きさらぎ賞出走メンバーでは、注目馬として、新馬戦圧勝のオーシャンエイプス、札幌2歳快勝のナムラマースといったところか。とは言っても、現時点におけるクラシック有力馬と言える存在はでていない。

このレースへの評価。今年は失敗しないようにしたい・・・

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2007年2月 8日 (木)

馬券生活・・・

馬券生活が出来たら、どんなにすばらしいことだろう。

そんな夢を数年来、ぼくは胸の内に秘めていた。今は長年勤めた会社を辞めて、わずかながらの蓄えが命のよりどころになっている。どうしてこんなことになったのだろう。遠い昔に競馬に嵌ってから、始まっていたのかもしれない。今はいわゆるプー太郎である。さてさて、どうなることやらである。時間はある。形はどうであれ、長年の夢がいま始まろうとしている。その夢の時間のしるしを残していくことも悪くない。

今週は「きさらぎ賞」(日曜日京都11レース)である。

思い出深いレースだ。

過去の記録を紐解くと、98年に後のダービー馬、スペシャルウィークが勝っており、翌99年、後の菊花賞馬ナリタトップロードと渡辺薫のコンビで一気にクラシック候補筆頭へと昇りつめたレースである。21世紀を迎え、既に7年が経つ。20世紀を彩るレースとして、この2つはぼくの記憶に鮮明に残っている。

99年、当時ぼくは大学進学を目指し、3度目の受験シーズンを迎えていた。2月7日、東京の大学を受験をしようと、早東京入りを決め込むまでは良かったが、3度目の受験と言う事もあり、変に慣れてしまった。というか、受験生によって作られる希望と絶望とが混在した一種異様な空気も、当時のぼくにとってはこの時期の風物詩となっており、逆にこんな雰囲気に心地良さすら、感じていた。

「いかん、いかん、緊張感を持たなくては・・・」

後はない、と口では言ってみても、後はない、ってなんだろう。

「ぼくに先はあるのか?」

目指すべきものがないのに、どうして後・先があるのだろうか。友人、知人には、もう後がない、と危機感を装っていたが、当の本人はどうも盛り上がらない。

「いかんなあ。」

そんなことを考えながら、慣れない東京の鉄道網に翻弄されながら、空いた時間を利用し、

「東京ドームにでも行ってみるか・・・」

確か水道橋駅で降りたのだろうか。覚えていない。ふらふらと東京ドームに向かい歩いていくと、どうも雰囲気がおかしい。新聞眺めたおじさん、お兄さん、お姉さん、がたくさんぼくを追い抜いていく。

「東京人は歩みが速いなあ・・・」

東京ドームに近づくにつれて、その意味が分ってきた。ここにあるんだ。場外馬券売り場が。せっかくだ。レースを見ていこう。その日、ぼくは馬券を買わなかった。買う金がない、という理由もある。当時あまり競馬に興味がなかったぼくだったが、武豊は知っていて、昨年の朝日盃3歳ステークス(現在、朝日盃フーチュリティステークス)を2着したエイシンキャメロンに乗り出走するということだ。

「どうせ武が勝つのだろう・・・」

レースが始まり、最後の直線で2頭の叩き合いとなる。1頭は、エイシンキャメロン。もう1頭が、ナリタトップロード、渡辺薫彦である。叩き合いの結果、トップロード、渡辺がクビの差抜け出たところがゴールだった。渡辺薫彦?誰だ?当時、ぼくはそう思った。この時、渡辺23歳。きさらぎ賞が初重賞制覇となった。それからの、トップロードと渡辺の歩みは語るまでも無い。紆余曲折を経ながら、トップロードと歩み続けた、苦悩の日々は2003年の引退式の渡辺インタビューが全てを物語っている。2005年、トップロード死去。トップロードと渡辺の出会いと戦いの日々。両者にとっても辛い日々だったに違いない。しかし、渡辺にとって、彼との出会いはかけがえの無いものであったろうし、トップロードにとっても、彼で無ければ勝つ意味がなかったのかもしれない。辛い日々が続いたのかもしれない。しかし、それは幸せの日々だったと思うのである。その年、クラシック戦線を騒がしたもう一方の雄、テイエムオペラオー、和田。アドマイヤベガ、武。トップロード、渡辺。オペラオー、和田。の3強。ぼくはその年、確かに感じた。新時代の到来を。

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